プロ棋士をやりながら難関資格を取るってすごいですね
4月は日本では年度が代わることもあり、進学などで忙しくしている人も多い時期だと思います。進級というと20代前半ぐらいの若い人までというイメージもあると思いますが、習うのに年齢は関係ないようで、2年前から専門学校に通っている30代の方がとある難関の資格を取ったということで、話題になっています。
その方は、なんと現役のプロ棋士なんだそう。プロ棋士というと、若干14歳でプロ棋士入りした藤井聡太さんでも最近話題になった職業ですが、そのプロ棋士を続けながら専門学校に通い、難関資格を取った方がいると注目が集まっているそうです。
その人の名前は、船江恒平さん。船江さんは現在33歳なのですが、30歳になった3年前の2018年秋に思い立ち、難関資格を受験することを決意したそうです。
その難関資格とは、なんと公認会計士。船江さんはもともと関西の方では人気棋士の一人でもあり、これまで将棋一筋で励んできたんだそうです。
そんな中、受験を考えたきっかけはなんと、将棋以外のことを勉強してみたいという気持ち。
難関資格のひとつとして、何年も勉強を続けている人もいる公認会計士を、勉強してみたいという気持ち1つで、勉強し始めそして合格するというのは、将棋盤の上でしかほとんど見ることのない、プロ棋士という職業の人の頭の良さを垣間見たような気がしてしまいますよね。
船江さんは公認会計士の資格を取るために、思い立った翌年の2019年から専門学校に通い始めたそうなのですが、通い始めてすぐのころはプロ棋士としての生活と、専門学校での勉強の両立にかなり苦労されたようです。
確かにプロ棋士の方は対局に時間もエネルギーもたくさん注いでいるイメージがあるので、その生活にプラスして専門学校で勉強するとなると、かなり生活のスケジュールも詰まっていたのではないかと思います。
忙しくなると、どうしても集中力が落ちやすくなるうえに、将棋で頭を使ってさらに勉強で頭を使うとなると、中々切り替えが難しそうです。ましてやこれまで将棋一筋だった様子なので、こちらの想像以上に船江さんは苦労なさったのではないのでしょうか。
それでも、頑張り続けたかいあって、無事船江さんは1年9ヵ月の勉強で公認会計士の資格を取ったそうです。
日本将棋連盟の方によると将棋棋士で公認会計士の資格を持っているというのは、聞いたことがないということですので、もしかしたら記念すべき初めてのプロ棋士で公認会計士を取った人になったのかもしれませんね。
様々な分野において、これまでの常識から良い意味で外れる多様化が進んでいます。だからこそ、今回のプロ棋士でありながら公認会計士の資格を取った、船江恒平さんのように他のジャンルのことにチャレンジする人も増えてくると思います。
何かを極めるということはとても大事ですが、極めたいこと一筋では見えない世界があるのも事実なので、ちょっとしたものでも何か極めたいこと以外に興味のあることを見つけておくというのは大事なのかもしれませんね。
そういえば、最年少でプロ棋士入りした藤井聡太さんも将棋以外に鉄道やパソコンなどに関心があるようで、ときどきニュースなどでもその様子が話題になっていることがあります。もしかしたら、何かを一筋に極めている人ほど、別に興味のある趣味やコンテンツをしっかり持っているのかもしれません。
何かを一筋に続けようとすると、どうしても専門外のことまで知るのは難しくなります。だからこそ、困ったときには専門家のサポートが必要です。
相続手続きや遺言作成、家族信託などご自身では難しい各手続きに関することは、専門知識を持つ梅林行政書士事務所にご相談ください。出来る限り親身になって、お手伝いさせていただきます。