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中学生の発明に驚きました

2021年がスタートして、いつも通りの仕事や日常が始まったという人が多いと思います。ただ、今年はコロナの第三波によって年末から、不安の多い状態が続いており地域によっては、飲食店等の営業時間などにも制限が掛かっているようです。こういった辛いことが続いている中で、これから先のことを見据えて新しいことを考える若い人に注目が集まっており、ニュースにもなっていたので紹介してみたいと思います。

話題になっていたのは岐阜県中津川市に住んでいる中学3年生の男の子で、彼はあるものを発明したことで世界的な発明展でもなんと銀賞を受賞したそうです。

中学3年生の発明したものということで、おもちゃのようなものを想像してしまいがちですが、実は彼が発明したのは窓につける格子なんだそうです。窓につける格子というと、転落防止のためについていることもありますが、それ以外にも防犯のためについている場合もありますので、基本的にはこれまでの格子は簡単に取り外しができないものでした。
ですが、この簡単には取外しが出来ないという格子の仕組みが、場合によっては人の命さえも脅かす可能性があるということに、中学生の男の子は気づいたそうです。

そのきっかけになったのは京アニの火災の事件だったそうです。火災の際に、逃げ出そうとした人たちが格子付きの窓に阻まれて外に出られず命を落としたというのを知って、格子が外れるようになっていれば火災などの緊急時に少しでも生存率が上がるのではないか、と考えたようです。

そして、出来上がったのが、発明展で銀賞を受賞したという面格子です。
細かい説明については調べていただければ画像もあるので、省略させていただきますが簡単にいうと、通常は外から簡単に外せないように、窓枠に格子を特殊なビットで取り付けるため、外そうと思ってもなかなか外せません。そもそも、防犯の目的なら簡単に外せたら困りますよね。

ですが、中学生男子の発明した面格子は、なんと窓の内側からなら簡単に外すことが出来るうえに、しっかりと固定されるので外からの防犯にもしっかりと対応できる面格子なんです。通常窓枠に固定される格子をなんと、窓の周りの外壁に穴をあけて穴に差し込むことで取り付けるという、これまでの面格子の取り付けイメージをガラッと塗り替えるアイデアなんだそうです。

こういった今までの固定概念を覆すようなアイデアは若い人の方が、やはり驚くものが出てくるのかなと、この記事を読んでいて感じました。ただ、この面格子には中学生男子のご両親の協力もあったようで、特に配管工を営んでいるという父親の技術的な意見は、面格子作成に大きくかかわっているようです。アイデアも大事ですが、経験を積んでいる人だからこそのアドバイスや考え方も、合わさることで良い結果が出せるというのは、何にでも共通していえることなのかもしれませんね。

ちなみに、いざという時に脱出しやすくするだけでなく、しっかり防犯出来るように屋内側からクランプを使って固定しています。そして更にクランプが老若男女問わず力の弱い人でも外せるように、軽い力で外せるものを用意するなど、だれでも使えるようにこだわったというところに、本当に人のために発明をしているんだなと、感動しました。

今回の面格子で話題になった男子中学生は他にも家族のために発明品を何度も考えているそうです。一番身近な家族のためにも献身的にいろいろ考えるのは、大人になったからこそ難しいのがよくわかるので、若い子ながら本当にこれからが楽しみな子だなと思いました。

当、梅林行政書士事務所でも相手のことを思いお客様の立場に立って、問題の解決に尽力いたします。相続や信託・遺言などのデリケートな問題から手続き関連まで、気になることがありましたら、ぜひお気軽に御相談ください。