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行政書士とは?

行政書士とは?

行政書士と聞いて、皆さんはどんな仕事を想像しますか?

どうすれば行政書士になれるのか、資格はどのようにとるのか、行政書士はどのような仕事をするのか、詳しくご存じの方は少ないのかなと思います。

行政書士というものはあまり馴染みのないものですし、専門的な仕事でもありますので、難しそうだなと感じる方もいるでしょう。

なので今回は行政書士について、詳しく書いていこうと思います。

資格から仕事の就き方、仕事内容まで詳しく書いていきますので、興味のある方はご覧になってみて下さいね。

行政書士の資格のとり方

まずはどのように資格をとるのかを説明していきますね。

行政書士の資格は1951年(昭和26年)に「行政書士法」によってできた国家資格です。

行政書士は国民のとても身近にいる法律家のようなものです。

国家資格と聞くと、とるのが難しそうだなと感じますよね。

もちろん容易にとれる資格ではありませんが、1度この資格を取得するとその後ずっと活用できる資格となるので、とることで様々なメリットが得られる資格です。

国家資格を取得することは、就職や転職の際にも大きなアピールポイントとなり、大きなチカラとなります。

また行政書士の資格を持っていると独立開業もできるので、業務の幅も広がります。

資格をとる上で憲法や民法などの法律の知識も身に付きますし、この知識を生かして他の資格をとることもできるため、ダブルライセンスとなればかなりのアピールポイントとなるでしょう。

行政書士と相性の良い資格は、「社会保険労務士」「宅地建物取引士」「司法書士」「FP(ファイナンシャルプランナー)」「中小企業診断士」などがあります。

2021年1月現在、行政書士試験の詳細はこのようになっております。

行政書士試験の受験資格の条件は特にありません。

年齢や国籍、学歴に関係なく、どなたでも受験資格があります。

2019年度の時点では最年長合格者は79歳、最年少合格者は15歳です。

年齢に関係なく行政書士の資格に挑戦することは素晴らしいことですし、若い方でも法律に興味を持って勉強しようという志は応援したいですね。

行政書士試験の受験費用は7,000円です。

試験は毎年1回行われます。

毎年、11月の2週目の日曜日に実施されます。

試験会場は全国の47都道府県にあります。

受験の申込期間は7月下旬~8月下旬の1ヵ月間なので、この期間にまずは受験の申し込みを済ませるようにしましょう。

受験票の送付は10月に行われ、合格発表は1月に行われます。

試験内容は筆記試験となり、試験時間は3時間です。

筆記試験はマークシート方式と記述があります。

マークシート方式の試験は焦ってしまうと重大なミスに繋がります。

マークする場所がずれてしまったり、イージーミスで回答を間違えてしまうことで不合格となってしまうととても悔しい思いをしてしまうので、焦らずに落ち着いて回答するようにしましょう。

行政書士試験の合格率は約8%~15%前後です。

合格条件は以下のいずれも満たした受験生です。

・法令等の得点が、244点中50%にあたる122点以上であること
・一般知識等の得点が、56点中40%にあたる24点以上であること
・筆記試験全体の得点が、300点中60%にあたる180点以上であること

つまり行政書士試験は満点でなくても合格できます。

筆記試験で満点の60%の得点を得ることで合格できるので、そこまで難易度が高くないのでは?と感じるかもしれませんね。

ですが合格率が約8%~15%前後ということなので、やはり容易にとれる資格ではないということがわかるかと思います。

しかし受験条件は特にありませんので、不合格になったとしても何歳でも挑戦することができる資格ですので、何度もチャレンジするのもいいでしょう。

行政書士の仕事の就き方

そもそも行政書士はどういった人のことを指す言葉なのか?

行政書士は以下のいずれかに該当する人を指します。

・行政書士試験に合格した人
・弁護士となる資格を有する人
・弁理士となる資格を有する人
・公認会計士となる資格を有する人
・税理士となる資格を有する人
・「国または地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間」、及び「行政執行法人または特定地方独立行政法人の役員または職員として行政事務に相当する事務を担当した期間」が通算して20年以上になる人

行政書士として働くには、行政書士名簿に登録しなければいけません。

登録項目は氏名、生年月日、住所、事務所の名称および所在地、その他日本行政書士会連合会の会則で定められている事項などです。

行政書士名簿の手続き方法は、日本行政書士会連合会に対して、所属事務所の所在地(都道府県)に設立されている行政書士会を通して申請して下さい。

行政書士の働き方には2つあり、法人に所属して働くか、独立開業をして働くかです。

法人に所属して働く場合は行政書士事務所や行政書士業務を行っている弁護士事務所などに就職したり、行政書士の知識を活かせる法務部などの部署で働く場合は一般企業に就職するという手もあります。

また独立開業して働く場合は、まずは行政書士事務所などで働いて実績や経験を積み、独立を考えるのが一般的でしょう。

資格取得後すぐに独立開業したい場合は、すぐに行うこともできます。

行政書士の仕事内容

先ほども書いたように、行政書士は国民にとても近い法律家です。

仕事内容を説明するとなると、非常に数多くの仕事があるので1つ1つを詳しく書くことはできませんが、まとめるとこのような業務内容があります。

官公署に提出する建設業許可・古物商許可・飲食業許可など許認可に関する書類作成と手続き代理・自動車登録・車庫証明・運送事業許可など自動車に関する手続き代理、在留資格認定証明書交付申請・永住許可申請などの外国人の手続き代理、株式会社などの法人の設立手続きとその代理(法務局への会社設立登記手続きは除く)、文化庁への著作権登録申請業務代理、電子申請・電子調達手続き代理など

官公署に提出する書類の作成・提出の手続き代理や遺言書の作成支援、遺産分割協議書の作成、土地や建物の賃貸借の契約書作成、交通事故に関する手続き代理など

ひとくくりに行政書士と言っても、事務所ごとに得意な分野が違ってきたりしますので、自分の得意分野を活かせる事務所を見つけるといいでしょう。

例えば私たちの梅林行政書士事務所では、相続や生前対策にあたる遺言、任意後見、家族信託を得意として行っております。

当然経験も豊富ですし、実績もありますので、お客様からの1つ1つのご相談にきっちり対応して問題を解決することができます。

ただ仕事をこなすだけではなく、相談者様に寄り添えるような行政書士が望ましいですね。

行政書士という仕事はとてもやりがいがありますし、自分の働きによってお客様の役に立てるということがなによりも喜びになります。

苦労をして勉強をし、資格をとり、行政書士という仕事に就けたからこそ手に入れられる経験があります。

行政書士は仕事面だけではなく、プライベートでも役に立つ知識なので、身の回りの人が困っていた時や、自分自身が困っている時に活かせる経験です。

行政書士という仕事はまるで街のヒーローのような、夢のある仕事だなとしみじみ実感することがあります。

自分の仕事に誇りをもって働けることはとても素晴らしいことなので、行政書士を目指している方のチャレンジは私たちも応援しております。