蛍の光は今と昔で違うようです
晴れた日の早朝や夕方に空を見上げると、澄んだ色をしており冬が来たと実感するようになりました。日本の四季は海外でも好きになる人がいるほど、情緒のあるものですが、年々夏の暑さや冬の寒さが変化している姿に、大昔の日本の四季はどういった感じだったのか、気になってしまいます。
昔からあるものは、何となくずっと変わらず同じなんじゃないかと考えてしまいがちですが、私たちが思っている以上に昔と今は違うということもあるようです。
日本の情緒のひとつとして、初夏の風物詩としても上がることのあるホタルですが、このホタルの光が実は昔と今では色が違っていることを鹿児島大学大学院理工学研究科の研究グループが発見したことで、話題になっています。そもそもホタルってどんな色に光っているのかを見たことがないという人もいるのかもしれませんが、ホタルの光は暗闇では明るい黄緑色に優しく光ります。ところが1億年前のホタルとなると話は変わるそうです。
現在ホタルの仲間は訳2000種類知られているそうなのですが、ホタルは酵素「ルシフェラーゼ」を発光物質と反応させて光っているそうです。
そこで、鹿児島大学大学院理工学研究科の加藤太一郎助教授の研究グループが現存する約40種類のホタルの発行酵素を形づくるアミノ酸の配列情報を基に、時代をさかのぼってみたそうです。すると突然変異で配列が少しづつ変化することから、約1億年前のルシフェラーゼの配列を突き止めて、ホタルが誕生したことを確認したそうです。想像するとものすごい膨大な作業です。
そして突き止めたホタルの発光色を、遺伝子組み換え技術を使って再現したそうです。そうして、出来上がった発光色は現代にいるゲンジボタルの黄緑色に比べると、深い緑をしているということがわかったそうです。大昔のホタルの色は今のホタルよりも落ち着いた緑に発行していたということですが、どうしてなのでしょうか。
研究チームは、大昔のホタルが深い緑色に発光していた理由についても考察して推測しており、緑は通常夜行性の動物がもっともよく見える色なんだそうです。夜行性動物によく見える色に発光してさらにホタルには毒もあることから、外敵に対する防御効果があったのではないかという推測がされています。ホタルが光ることを知っている人は多くても、毒があることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
そういえば私も昨年ホタルを鑑賞したときに、子供の頃とは少し違うなと感じました。
ただそのときは何が違うのかわからず、昔の記憶違いかな?と自分を納得させたのでした。
でも実際に違っていて、それは光だったんですね。
ちなみに私がコロナを鑑賞したのはキャンプ場の森でした。
最近はこういうところじゃないとホタルを見かけませんよね。昔はそこらじゅうを飛び回っていたように思えますが。
今年はコロナが原因でホタル観賞会のような人が集まるところにはいけませんでした。
ホタル観賞会はもとよりお祭りもありませんでしたね。来年は再度鑑賞して光の違いを実感してみようと思います。
環境に合わせてホタルは変化してきましたが、人は文化によって遺産や遺言を残し相続することが出来ます。
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