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コロナ禍で一体何を遺しますか

コロナ対策にも追われ感染者数の増加にも伴い、例年に比べると年末年始、特に年始がバタバタとしていたという人も多いのではないでしょうか。

自宅にいる時間も増えるので、ステイホーム中に本を読んだという人もいると思いますが、最近のベストセラー小説のひとつに「ざんねんな生き物辞典」という書籍があったのをご存じですか?まだ知らないという人がいらっしゃったら、なかなか面白く子供と一緒でも読めるのでぜひ読んでみてほしい1冊です。この本の監修をしたのが今泉忠明さんです。

今泉忠明さんが動物や地球環境などについて語るシリーズがあるのですが、今回拝見したお話の内容がとても興味深かったので紹介してみたいと思います。今回のお話は今まさしくタイムリーな話題、ウイルスや細菌についてです。

特にウイルスに関しては、コロナ禍の影響で世間からも注目が集まっている話題ですが、よく考えるとこれまでもインフルエンザを代表としてウイルスが原因の流行り病は多く、これまでたくさんの流行り病によって人間の生活が変わってきていますよね。

そんなウイルスに関するお話がメインだったのですが、今話題になっているコロナウイルスって人同士への感染が話題の中心になっていますが、ほかの動物にはどうなのか、人と人の間だけで感染するのかというのが気になっている人も多いと思います。私もニュースで少し耳にする程度ですが、これまでに同じ霊長類のゴリラやネコ、イヌへの感染を確認したというニュースは知っていますが、その後どうだったのかというのはあまり詳しく知りません。話題にならないほど感染が少ないのでしょうか?だとしたらどうして人と人の間では爆発的に広がっているのか…といった話題でした。

今泉さんによると、コロナウイルスをはじめとする流行り病のウイルスや細菌は地球上の数を整えるバランサーではないかという意見でした。確かに、今回コロナウイルス対策で注目を集めているのは密です。密とは人同士の物理的距離の近さなので、地球上に人が増えすぎると蜜の回避が難しくなるので、バランサーではないかという考え方が生まれるのもよくわかります。逆に相手との距離を開ける=蜜を避けることさえ気を付けていれば、ある程度の感染予防ができるというのも、もしかしたらそういうことなのかなぁと少し感心させられました。

ほかにも、今人と他に生き物との間で水の奪い合いに発展しそうになっている地域があることや、国同士でも水の確保ですでに奪い合いに近いことが始まっているということも紹介されていました。人間の歴史自体は地球全体の歴史に比べるとまだまだ短いので、これから先も人がどんどん進歩して地球で生きていくことを考えると、今あるものを使うだけでなくこれから後世に向けてどんなものを残していけるかも真剣に考えるべきなのかなと改めて実感させられました。ウイルスもそうですが、いろいろな物事にはまだまだ私たちが把握できていないだけでいろいろな意味があるのかもしれませんね。

今回紹介した今泉忠明さんのお話は地球規模の大きなお話でしたが、もっと小さな単位でも生き物が生きていく上での営みは受け継がれています。例えば、人間ですと家族がそうです。家族が一番最初に触れる一番小さな社会と表現されることもあるように、家族という単位でも引き継がれている歴史はあります。もちろん、後世に残すものもありますが、日本の社会では遺ったものを引き継ぐためには相続という手続きが必要です。

また遺す人のために、遺言という制度もあります。どちらも後世のために有効に使えるものですが、ご自身で手続きをするのは難しいので、梅林行政書士事務所にご相談ください。